マ ウ ス の 気 持 ち


              小学校入学編(2000年入学)
       

        マウスの小学校・・・・やはり悩んだ。しかし、一番悩んでいたのはマウス本人だった。
        マウスが知っている小学校は・・・きらの通っているK小学校と幼稚園附属のD小学校。
        そして、マウスは知らないけれど家に一番近いのは、国立のF小学校。
        マウスが年長になってから、マウス自身に聞いてみた。
        「マウスは、どこの小学校にいきたい?」
        「え〜、選んでいいの?好きな学校に行けるの?」
        「まあ、解らないけれども言ってみて?」
        「僕はね〜・・・。D小学校!!この間、みんなで行ったら(幼稚園からの学校見学)楽しかったから・・・。
        それにね・・・。K小学校は、きらが行っているでしょう。きらにみんな優しいのは知っているけど。
        あのね・・・。やっぱり、きらの事が気になるんだ。
        きらが『あ〜』『ナ〜ナッナナッ』っていうだけで、僕がちゃんとしないといけないと思っちゃうんだよね。 
        『きらちゃんと違う学校がいい』って、言ってもいいの?」

        このマウスの答えは、ある程度予測できるものだった。
        だからこそ、マウスには内緒でF小学校の入学願書も取り寄せていた。
        D小学校は、校風がマウスには合っていないように思えた。
        はっきりって、私自身は友達がまわりにたくさんいる公立がいいと思っている。
        しかし、日頃のマウスの様子、きらとの関わり方を見ていると、
        学校は変えたほうがお互いを思いやれるような気がする。
        私は、障害児の親であるけれども兄弟ではないのだ。
        だから、兄弟であるマウスの気持ちはマウスにしか解らない。
        マウスの気持ちを尊重したい。

        「うん。マウス。きらと学校を変えたいんだね。
        別に、そう思うことは変なことではないんだよ!!
        そうだね、マウスの気持ちが一番だからね!ただね・・。
        D小学校はに通うとビデオが借りられません。K小学校よりもお金が掛かるんだ〜!!
        ねえマウス、お家の近くにもう一つ学校があるって知っている?」
     
        「うん。何か学校があるって知ってる。」
      
        「うん、あるんだよ。ただね、その小学校はくじ引きで、当たりが出ないと入れないんだ。
        もうすぐ、その学校のお話とくじ引きがあるんだ。
        ママもくじ引き頑張るけれど、もし、くじ 引きに外れてしまったら、きらと同じK小学校でもいい?」

       「うん。ママも頑張ってね!!
       くじ引きが外れたら、きらやS君(幼稚園の一番のお友達)が通うK小学校でいいよ!!」

       「あとね・・・。K小学校にいったらきらの事が気になることもわかる。
       それがマウスに気になることもわかる。 
       ただね、その分きらの事をきちんとわかってくれるお友達が出来る事、いるんだよね。
       F小学校に行ったら、ほとんどのお友達が自閉症のことを知らない。
       もしかしたら、先生さえも知らない先生が多いかもしれない・・・。
       だから、その分マウスが大変に、いやに思うことも出てくるかもしれないよ?」

       「うん。今のD幼稚園のお友達がきらちゃんの事を解らないのと一緒でしょう。
       ・・・でもね、学校を変えたいんだ!!だから、ママ、がんばって!!」

       「うん。わかった。ママ、がんばって当たりを出すからね!!
       そして、その後の事はその時に考えよう!!大丈夫さ!!」


       そして、めでたく赤球を引きあてて見事入学決定!!
       
       ・・・・・・今(03.11月)、小学校四年生になったマウスがいる。 

           F小学校ときら(自閉症)についてのSphinxさん掲示板投稿文


                      
                          
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