05年 10月 16日(日)

  クライミングジム5周年記念コンペ
            
         兼 県民体育大会

10月 16日(日)

昨日の雨が嘘のようなクライミング日和。
クライミングジム5周年記念コンペ兼 県民体育大会。
場所は・・・・・仙台市武道館にある野外クライミングボード。
今年ハ、野外クライミング教室が開かれなかった為に、正に一年ぶりくらいの野外クライミング場。

朝、ヘルパーShyouさんと二人チャリンコで仙台市武道館へ・・・。
私とサッカーがお休みのマウスは、車で遅れていく。
前日に予選会が終わって、今日は決勝ときらのためのチャレンジドクラスの登攀。
夏休み後半から、また、初めの頃に戻ったようなのぼりのきら。
それでも、きらの事を分かってくれるサポーターさんが沢山いるから安心していられる。
しかし、今日は・・・コンペ。
会場も音楽が鳴り、ギャラリーも沢山・・・・・。
雰囲気が俄然違う・・・・・遅く付いた私にもきらの硬い表情。自閉傾向増強パターンが見て取れる。
周りの雰囲気に付いていけていない・・・・・・・・・。
いざとなったら、「リタイヤありだわ!!」
その旨スタッフさんに告げる。

待ちの間、一回、軽くマウスの足をパーント叩いてしまう。
(きらが他者を叩くのをはじめて見たShyouさんはびっくり〜)
きらとマウスを離して・・・・きらを落ち着かせる。
すぐにマウスに向ってゴメンナサイポーズ・・・・・。
きらもぎりぎりのところまで来ているかな〜・・・。
事前にメモで教えていたって、無理なもんは無理かもしれない。
あと、二人の登坂待ち・・・・Shyouさんと音楽のない周辺の散策へ。

帰って来てスグに・・・・・
「次は、初心者部門のチャレンジドクラスです。
このクラスには、きらくんしか登録していませんが・・・・きら〜、がんば〜!!」

私ときらが壁の前でスタンバッテいる間、サポートスタッフさんがぶら下がる間にアナウンスのTくんのコメントとが続く・・・・。

普段のコンペなら、自分の登坂まで壁を見てはいけないので、壁の前で待つことなんて全くありえない。
ましてや、TOPロープでクライミングするなんてありえないことだ。
その上、なんだか分からないわっか=目標みたいなのが石にぶら下げてあるし、スタッフさんが宙ぶらりんで長い棒を持ってスタンバッテいるし・・・・。
県山岳協会の方やギャラリーは興味津々、ビックリ眼だったのだ・・・・・。


「きらは、自閉症です。今高校一年生です。中学一年生からジムに通っています。」
「自閉症は、脳の先天的な発達障害です。」

「きらは、今、ジム内の10mの壁をすばらしいバランス感覚で上りきります。それはもう、すばらしい感性です。僕たちに無い物を持っています。」

「でも、自閉症という特性から、今のように登れるまで様々な事を頑張りました。」

「初めは、ロープを触る練習から・・・。次にロープにぶら下がる練習から・・」

「何気ない事も一生懸命練習を、回数を重ねて、今のきらがあります。」

「さ〜きら、がんばれ〜!!」

「ところできらママさん・・何回TRYする?(通常のTRYは一回)」

Tくんのアナウンスが終わるころには「がんば〜!」の声と拍手が沸いた。

そんな中でのクライミング・・・・・・・。

まず、両手でロープを体幹の中心で持ち、初対面のビレイヤーの方の肩をトントン。

「きらくんのクライミングは、ビレイヤーとの安全確認、意思確認から始まります。お話は出来ないけれど、肩トントンでしっかりと確認を取ります。」By アナウンサーTくん

次に、ビレイヤーの方とアイコンタクトを取り、クライミング開始。

初めから結構な斜度。
スタッフのGくんが上手く石を指し示してくれる。
一回目・・・・・5mくらいをクリア〜。
二回目・三回目は、集中力が切れたのか・・・・すぐに、落ちてしまった。

たった5m弱のクライミングだったけれど、ビレイヤーのかたにもTくん、Gくんたちスタッフの方々にもギャラリーの方々にもたくさん拍手をもらったきらだった。
自分のクライミングが終わったきら。
芋煮兼表彰式まで2時間あったので、Shyousんとルンルンツーリング。

表彰式・・・・・。
チャレンジドクラスはきら一人のエントリー。
当然1位なんだけど・・・・・。でもやっぱりうれしいね!!表彰状!!



表彰状式の後は、芋煮会・・・・・。(イヤイヤながら、頑張って芋煮とおにぎり)
その後は・・・・カヌー体験。
しかし、きらの場合は・・・・・カナディアンカヌー体験(Shyouさんとスタッフさん二人に漕いでもらってご満悦。)
カヌー初体験のShyouさん・・・顔が引きつってますってば〜!!
その後・・・またまた、二人で5時過ぎまでツーリングを楽しんで帰宅。
(上の写真は、夕方の広瀬川ときら)


芋煮会場で今年の弥生三月に事故で他界したTOMOくんのお父様と話をすることが出来た。
いつも野外クライミングの時に、きらのサポートを買って出てくれたTOMO。
おちゃらけて、騒ぎまくって、さみしがりやのTOMO。
たくさんたくさん話した・・・話しても話しても話したりないくらいだった。
「たまに、お母さんのHPの弥生 18(事故は15日)を拝見させていただくんです。」

きらの先々の話になった・・・・「生きてさえいてくれれば・・・・」TOMOのお父様の言葉に胸を打たれた。
そうなんだ。全くそのとおりなんだ。「生きてさえいてくれれば・・・・・」

きらは、幸せ者だ。・・・・・みんなに愛されて、応援されて!!
でもそれは・・・・・きらがみんなを愛してくれているから、みんなを応援しているからなのかもしれないね!!

先日のジムの一コマを思い出す。
「今日、兄ちゃん=きら ののぼりから勇気をもらったよ。がんばらなきゃって思ったよ。」By きら初対面の初心者熟年クライマー


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