05年 3月 11日(金)

G中学校卒業式

『卒業証書 ○△きら おめでとう!!』・・・・By 校長先生

練習では、かた手出しだったきら。
ちゃんと両手を出して、卒業証書を受け取った。
そして、N先生の指示で回れ右・・・・次の人と並んで、一礼・・・・・・。
そのまま、きらを先頭にN先生と階段を下りる。
そして、初めと違うすわり位置へ座る。(練習初めのとき、この違うイスへ座ることが理解できずに頚の後ろをゴンゴン。)
今回は、すんなり、きちんと座ったね〜。

卒業式受付・・式パンフレットとともに、きらからの手書きの手紙をもらう。

卒業生の入場

二人一組のペアで、入場、一礼して、自分の座席へ・・・。
きらは、協力学級二組の最後にN先生と一緒に入ってきた。
まず、二人並んで一礼。(何気ないN先生の指差し指示できちんと動く)

あ〜、三年前の入学式。
同じようにN先生と一緒に入場したきら。
その時は、表情が硬かったね!!(自閉的な笑いが見られた)
身長もN先生の肩までしかなかったね!!
そして、N先生との人間関係も始まったばっかりだったんだよね〜!!
きら自身、入学式をクリアーする様々なスキルを、まだ身に付けていなかったし・。
だ・か・ら、声(ナ〜ッナ〜ッナ〜ッ!)を五分間隔で出したんだよね。
N先生の膝を(まだ〜?)(もういやだよ〜)(・・・・・・・・まだ?)とばかりに叩いちゃったんだよね!!

その入学式から三年後の今回の卒業式・・・・。
約1時間40分間の卒業式。
きらは、全く声も出さなかった。
体の横揺れも無かった。縦揺れもなかった。
手を振る行為、指をこすり合わせる行為もなかった。
もちろん、隣のN先生の膝や体を叩く事も無かった。

ポイントポイントでN先生から、文字メモ表示があった。
式進行上のどの部分なのかの表示もあった。
何か気になる時は、きらからN先生にサインを出していた。
安心しきった表情で式に参加していた。

後ろの方で見ていても、二人の何気ないやり取りを垣間見る事が出来た。
(もちろん、二人をヨ〜ック凝視していないとわからないような小さな動きだ)

起立したり、礼をしたり、着席したり・・・・・。
何かと忙しい卒業生・・・・立ったり、座ったりは、少しタイミングがずれる程度でOK!!
ただね〜、一礼の角度が浅くしか出来ない(頭を軽く下げるだけで精一杯)から、きらの位置が一目瞭然・・・。
でも・・・・それがきらなんだよね!!
それでも、みんなと同じよう動いた・・・・・・それだけでも感動!!

在校生の送る言葉・卒業生の答辞・・・この二つの間、卒業生は起立したまま。
トータル20分強。立ちっぱなしだった。
当然、声だし、体の横揺れ、縦揺れはない。
ただ、15分経過後・・・・後ろから見ていても解るぐらい顔色が悪くなった。
身体を前のめりにして立っている・・・やっぱり、本調子じゃないからね・・。
きらも一生懸命にN先生を見つめている・・・・。
二人で何かしらのやり取りをしている・・・・そうこうしているうちに、やっと、答辞が終わって着席になった。

気になったのは、この部分だけだった。

『仰げば〜・尊し〜・・・・』
初めてじっくりと聴けた。
混声二部合唱・・・きれいにひびいてきれいだった。
涙が出そうになった・・・・・・こんなにきれいな歌だったんだ〜。
改めて感じた、思った。
・・・・・今までは「【きらが落ち着かないから、きらの我慢も限界だから)早く終わってくれ〜!!」とかんじるだけだったのだ。

初めて、安心して参加できた式典だった。(入学【園】式、卒業【園】式)

卒業式の後に、卒業生から歌のプレゼント・・・・・。
女生徒は、向って左側、男子生徒は向って右側に並ぶ・・・・。
ステージとひな壇を上手く使って、みんなの顔が見えるように並ぶ。
(写真二枚目、三枚目を参照・・・きらは、左端にN先生と並ぶ。三枚目写真には、写っていない)
ここで初めてカメラをパチリ〜・・・・。

きれいな歌声だったな〜・・・。
今、まさに旅立つ彼らの心情を歌い上げた歌だった。
歌い終わって

みんなから拍手をもらいながら、卒業生退場!!
きらもN先生と一緒に、誇らしげに歩いている。
N先生も満面の笑みで歩いている・・・・・。

保健室友達だった子・良く話しかけてくれた子・照れながら挨拶してくれた子・・・・
卒業生に顔を見ていたら、一人一人との関わりが自然に浮かんでくる。
【ダテに、きらと一緒に登下校していたわけじゃなかったんだ〜】

教室に帰って、W学級最後の帰りの会。
お友達から、O先生からプレゼントをもらって・・・・。
みんなと記念写真を撮って・・・・・・。
W学級帰りの会が終了。

その後、在校生全員のアーチをN先生と通り抜けて・・・・・・「さようなら!!」

N先生・T先生・O先生・Ni先生・保健のK先生・技師のひーちゃん・Tさん・・・。
他たくさんの先生方・・・・ありがとうございます。
W学級のお友達・協力学級のお友達・同じ学年のお友達・下級生の皆さん・・・・ありがとう。

(Nせんせい、いつも『すきですか?』『きらいですか?』ってきかれると『きらいです』をゆびさしちゃうけど、ほんとうは、『? 』。ぼくがこわいことがあったり、こまったときには、まっさきにNせんせいがうかんできたよ。Nせんせいならたすけてくれるとおもっていたよ。だから・・・『すきですか?』『きらいですか?』のこたえにはこまってしまう。『だれのそばがあんしんですか?』ってきいてくれたら、『Nせんせい』ってこたえたのに・・・・・。Nせんせいとは、たくさんいろんなことをしたな〜。すきーややまのぼりや・・・。べんきょうもたくさんしたな〜。のこぎりできをきるさぎょうは、むずかしかったけれど、いちばんたのしかったな〜。せんせいがきらいなぷーるは・・・。ぼくのほうがうまかったとおもうよ。とてもたのしかったし、ぼくもがんばったでしょう?ほんとうにありがとう・・・・。)・・・By きら

指差し筆談を元に作成!!



1)、卒業証書を胸に・・・・・・・。(そつぎょうしました。) By きら

2)、卒業生の合唱です。・・・みんな大きくなったよね〜!!

3)、上手くカメラに収められなかったけれど・・・・。左側には、女生徒が並んでいた。
   混声二部合唱・・・圧巻でした。もう、本当に大人の雰囲気だね〜!!

4)、W学級最後の帰りの会。きらようホワイトボードも見納めです。

5)、N先生、きら、S子さん、T先生(目を瞑っちゃダメだよ〜)、O先生と一緒に!!
* S子さんを、ついに、追い越しちゃったよ〜!!
  
* O先生『きらくんにプレゼントを用意したんですけど、お母さんに渡した方がいいですかね?僕から渡しても、僕からのだってわかりますかね〜?』、今年一月から講師としてきてくださっているO先生が私に聞く。『きらへのプレゼントでしょう?当然、先生からきらに渡してください。きらは、話さないけれど、ちゃんと解っていますよ。先生からだってちゃんと解りますよ。』 By 私。
帰りの会で、O先生からきらへ、直接渡していただいた。
帰宅後、きらに聴いてみた。
プレゼントを見せながら・・・「これは、だれから、もらいましたか?」
N・T・Ni・K・O先生の中から      ( Oせんせい )・・・即答
写真を見せながら・・・・「これは、だれから、もらいましたか?」
みんなが写っている写真から・・・・O先生を指差す。

『ねえ?O先生・・・ちゃんと解っていたよ!!』
新しいバックのフックに着いた「K」のマークのキーホルダー!!

6)、いつもカメラ係をしてくれたT先生、きらと初めてのツーショット!!
* T先生。さんすうやはさみ、じょうぎのつかいかた。さしこ。ぱそこん・・たくさんたくさんありがとう。たくさんくふうしてくれて、とってもわかりやすかった。
卒業文集は、自分でひらがな入力でうてたのも、初めて文字入力をする時に、キーボードの設定や使わない文字盤を隠すガードを作ってくれたから、迷わなくてもすんだ。それを少しずつ外していったから、今は、全てのキーボードから、いろいろな文字を捜すことが出来るようになった。
せんせいが、ぼくのためにつくってくれた、司会カードやおくる言葉カードは、とってもうれしかったです。話さない僕でも、ちゃんと日直の司会が出来たし、気持ちをみんなと一緒に伝えられた。
いろいろな会の時の先生のケーキ・・おいしかったです。最後のアルバム・・・・たくさんしゃしん、ありがとう。

7)、きらが一番背が高い!!

8)、もうそろそろ・・つかれたよ!!・・母ちゃん!!

9)、満面笑みのN先生。
* 三年間、ありがとうございました。

10)、保健のK先生と初めてのツーショット!!
* 保健室には、何回もお世話になりました。一番大変だったのは、一年生の盲腸の時だったと思います。吐いて、吐いて、吐いて・・苦しくって動き回って、吐いている僕の後を、N先生とK先生と二人で、バケツとティッシュとタオルをもって介護してくれた。お母さんが来るまで、苦しかったし、怖かったけれど・・・・。N先生とK先生を見ていたら、安心して寝ちゃったよ〜。
いろいろな検診の時は、僕が怖くならないように、いろいろ配慮してもらった。
視力検査は、僕でもわかるように、「ひらがな」を使って検査してくれた。指された文字と同じ「ひらがな」カードを手元のカードから選べばよかったから、すごく解りやすかった。
お母さんも、良く遊びに行って先生の邪魔をしちゃったね〜。
お習字教室もたのしかった。本当に、ありがとう!!


三年前にワープ

1)、入学してスグの頃。
(ベランダには、W学級前のしだれ桜の花びらが・・・)

その時のW学級は、大好きなKっちゃんときらの二人きり。(T先生とN先生)
一輪車も一人で乗れなかったきら。

『あ〜、この頃に戻りたくないな〜。あんまり、思い出したくないな〜』By この写真を見た苦笑いのN先生

カナータイプの重度自閉症児が初めてで、まだまだ、様々な事に試行錯誤の頃だったのでしょうか?
でも、このスタートがあるから、三年後の【今の】きらとN先生があるのだと思います。
(確かに、自閉傾向の片鱗=腕を袖の中にしまいこみ、肘を曲げて、ジャージーでシャッフシャッフ〜、そのサインに気がつかない頃のN先生の貴重な一枚!!)

2)、入学式から帰宅後の一枚。(マウスは、三年生に・・・)
   ブカブカの学ラン。(ズボンの裾は、この後15cm長くした。)
   入学式の最中は、大雨、強風だったのに・・・。午後には、お天気になった。




G中学校の三年間は、大切な宝物です!!

何よりも三年間頑張った、きらに一番の拍手と感謝の言葉を送りたいと思います。

「きら、おつかれさま。本当に、よくがんばったね。そして、今、ここにいてくれて、ありがとう!!きらがきらでいてくれて、ありがとう」



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