スイミングレッスン・・
初めての補助・声かけ無の蹴伸びバタ足




きらは模倣力が極端にない。
だからこそ一つの事を覚えるのに時間が必要だ。
その教え方も二人羽織の要領できらの体にパターンとして覚えてもらうように繰り返し、繰り返し同じ事を繰り返す。
そして、少しずつ少しずつ介助や声がけを少なくしていく。

水が大好きなきら。
その分すぐに過剰興奮状態になってしまう。
小さな時はさして気にもならない遊びの動きも大人になってからは気になる。
人の目がきになるからこそ、きらを連れて行けるプールを限定してしまう。
これでは、余暇活動の幅を狭くしてしまう。

そう思って、スイミング=プールが好きだから、スイミング=プールを生涯余暇の一つとして確立したいと思ったのはきらが幼稚園の年中さんの時だった。

そんなきらが・・・・・
はじめて、声がけもなく介助もなく、自分から蹴伸びにバタ足をつけた。

そんな日の『日々の思ひ』を抜粋。


5月8日 『今日のきら』より抜粋


洗濯物を干して・・・約一年ぶりのボラくんとのスイミングレッスン。
きらの希望でチャリンコ移動。
今日の天気は、正にチャリン日和、自転車をこいでいて新緑がまぶしい、きれいだった。

スイミングレッスンは・・・・。
約一年ぶりという事と先日のけんじワールドの名残がもろに出た感じだった。
体に力が入って、まっすぐにけ伸びができない。
頭をつけない・・・(これは、なんで?????)

少しずつ、少しずつフォームを一年前に戻すレッスンを進める。
け伸びバタ足・・・ビート版の持ち方、サポートサイドの支援のタイミングとポイント。
25m全く足は着かない・・・・それをトータル16本くらいかな〜?
その25mをそれぞれ、ポイントを決めて進めていく。
(バタ足が弱いし、バタ足をする意識がないので太もも当たりの下にサポーターの腕を置きバタ足を促す。息継ぎが真正面を向くのでそのたびに体が沈んでしまう)
ところどころ、壁を使ってのけ伸び潜水やけ伸びバタ足と横向きでの息継ぎの練習。

そして・・・・・・きゃ〜〜〜〜♪♪♪〜〜〜〜〜
きらが、声がけや補助なしに自分から蹴伸びからバタ足をつけて4mくらい先にいる私に向って泳いできた。(ビート版なし)
感動!!感動!!感動!!

水が顔に当たるのが嫌いでお殿様洗いで髪を洗っていた。
そんなきらとスイミングのレッスンを始めたのは5歳のころ(年中さん)。
赤ちゃんだったマウスにシッターさんをつけて、毎週水曜日に二人でプールに通い練習をしていた。
年長さんになるころには、潜水大好きになっていた。

しかし、その後なかなかレッスン内容が進まない。
修行僧のようなジャンプ、ジャンプ進みで楽しむだけ。
ビート版すら掴まない。

小学生になって一時レッスンを中断。
二年生の秋になってYMCAの障害児スイミングに二年待ちで入った。
しかし、水が好きな分、すぐに過剰興奮状態になってボランティアリーダーのいう事なんか全く聞かない。
奇声の応酬、つねり攻撃・・・・・・。

私がある程度までレッスンをした状態でリーダーにお願いしたかったけれど、「なんで、いつも僕がお留守番なの?なんで、きら兄ちゃんがいつも先なの?」「シッターさんといるのはきら兄ちゃんにして、僕がママといたい!!」etc・・・という状態のマウス。
私とのレッスンは、全くできなかった。

私ときらのスイミングレッスンをすることができたのは・・・・。
小学校四年生の夏休みの学校のプールだった。
(学校の許可をもらって一緒にはいった。もちろん、スイミングレッスンの為)
そこで、始めてビート版バタ足を教えた。
模倣力がないのでビート版を掴む練習、ビート版を持つ腕を伸ばす練習、まっすぐ浮く臥し浮きの練習・・・・。)
腰掛バタ足の練習(足を実際に持って声がけとともにサポーターが動かす。二人羽織りや他動的援助して身体に動きを覚えこませる方法)
夏休み中に、25mを足を突かずに補助ありでビート版バタ足するところまでレッスンしてボランティアリ−ダーにお願いした。

きちんとしたスイミングレッスンが始まると、過剰興奮状態や奇声やつねり、掴みかかりの他傷が少なくなってきた。

しかし、バタ足の力が弱く、バタ足の意味が分かっていないので声がけやサポート無で、自分から臥し浮きからバタ足をして目標まで進もうとすることがなかったのだ。
ここにくるまで、苦節10年?

さ〜て、来週のレッスンプログラムは・・・・?
楽しいぞ〜〜〜〜〜!!



YMCAスイミングフリッパークラブ プログラムに関する参考意見(02年夏)
    (『療育』の勉強会資料などからリンク) 
   *ボランティアリーダー向け