04年4月
新一年生に自閉症・広汎性発達障害に付いて話す。
話すまでの過程・・・
4月 9日(金)
入学おめでとう!!
今日は、公立中学校の入学式!!
昨日に引き続き、正に入学式日和!!
きらがブカブカの学ランで入学したのがつい昨日のようだ。
思えば、中学校に早く慣れるように小学校卒業の次の日からG中学校に通っていた。(小一時間、N先生が付き合ってくださった。その様子を含めて、四月からのプログラム立案やきらのノウハウを伝え合う事ができた。)
それでも、きらは入学式で「ナ〜ナッナッナッ!!」の大きな声が止まらなかった。
それがあったからこそ、きらの事やそれいがいの広汎性発達障害のことなどを生徒さん(一年生と二年生)に話す機会を頂いた。
詳しくは・・・・療育の『勉強会資料』・・・・『みんなちがって、みんないい』
今年も同じ依頼があった・・・問題は、新一年生がきらの事を知らないという事。
前回は、入学式のインパクトがみんな強かったから、結構すんなり、ス〜ット話が入っていたと思う。
さてさて、この状況を考えて話を進めるんだけど・・・・。
前回の一年生(現三年生)と二年生(卒業生)と同じような反応は得られないと思う。
マア、私は、私なりに話すことは決まっているし・・・・。
きらをはじめとした広汎性発達障害の子供達は私たちと同じこの空間の感じ方が違うという事をまずはわかってもらいたい。
この感じ方の違いは、広汎性発達障害に限らず聴覚、視覚、肢体・・様々な障害でそれぞれあるのではないだろうか?
また、それは障害に起因したいとしても、みんな何かしら似たような一時的な経験があること・・・。
(例えば、みんなと一緒にいるときに大事な用事を忘れていたことを思い出して一瞬何も考えられなくなった・・とか。だから、みんなと一緒にいるけれどもその用事が頭からはなえれない・・とか・・)
その時、自分だったら周りにどう対応してほしかったのか?
どのような対応が助かったのか?
・・・これをもう一回自分自身に置き換えて考えるきっかけにならないかな〜・・・。
当日の様子
「私は、今日初めて自閉症の事を知りました。私の知らないことがたくさんありました。私たちと同じように感じて過ごしていない事もわかりました。障害が有ってもなくても一緒に社会に出て行けるように。一緒に生きていけるように思いました。たくさんのためになるお話をありがとうございました。」・・・・・私の早口の、正味45分の話を聞いた直後に感想をフラレタ生徒さんの話です。
私の拙い話で、ここまで感じてくれて本当にありがたかったです。
詳しい感想は、後日渡していただけそうです。
学校側の許可が下りたら、少しだけでも皆さんにお伝えできればと思います。
生徒さんたちの真剣な目、驚きの表情・・・・「あなたが一人で、イランの市場に置いていかれたらどうする?」・・この質問の時に考えていた生徒さんの真剣な、表情!!「こわいよ〜!!」「取り囲まれて、話しまくられたら怖いよ」「何かゼスチャーを入れてくれれば〜」と口に出した男子生徒。
「では、アメリカの市場、ダウンタウンだったら?」「おなかが空いたら、マックのマークが見えるよ?」By 私・・・「イランよりはましかも」「でも、言葉が全部通じないし〜」 By 生徒さん・・・・・・「それが、様々な状態の自閉症方々が感じている私たちの世界の感覚です。」
また、この表現以外にも自分があせった時や感情的になっているときにどう接してほしいか?etc
他にもたくさん、たくさん話したいことはあったけれどいかんせん・・・・45分では時間が足りない!!
また、生徒さんの半数近くが自閉症の事を全く知らないと言う現実。
生徒さん以外にも聴いていた一年生の先生方の反応も面白かった。
「僕は、全く知りませんでした。きらくんが、そんなに重い障害であるという認識もありませんでした。もっともっと、いろいろ聴きたかったです。」By 先生
「きらママの話も面白かったし、勉強になったけれどきらママとG中学校の先生方との密接な関係。N先生に限らずきちんと話し合うスタンスを持つ人間関係。また、その関係を作る為のきらママの動きや先生方の反応、・・・これが、スッ極勉強になった!!先生に遠慮をしていてはだめなんだね?きちんとお互いに聴いていく、話し合っていく事が必要なんだね?」・・・・By 私の話を聞くためにG中学校に来た他校のお母様方
「G中学校で、きらくんがみんなに見てもらっている様子が直に見れて良かった。そうするために、N先生が朝、きらくんと一緒に職員室に挨拶、仕事に行く事の大切さ、それを敢て設定したN先生、受け入れる職員室の先生方の自然な態度が印象深かった!!」・・・・By 私の話を聞くためにG中学校に来た他校のお母様方
私としては少しばかり消化不良気味なんだけど、とりあえず、話をさせてもらってありがたかった。
子供達のアンケートについて・・・・
9月 4日(土)&5日(日)
一年生のアンケートを覚えている限りまとめてみた・・・・。
きらの事を知らない・きらの実像が浮かばない状態で私の話を聴いた事になる。
「わかってくれるかな〜?」・・・・・・そんな私の思いはいらぬ危惧であったことを思い知らされた。
B5の用紙三分の二のスペースの記載欄・・・・ほとんどのアンケートが文字で埋め尽くされていた。
きらの事を知らなくても自閉症の人と接した事がなくても十二分に理解し、一緒に生きていくことが、一緒にいる事があたりまえと思ってくれるんだ!!
今回は・・悲しいかなアンケートをじっくりと全部読めなかった。
手元にももらえなかった。
こんなに素敵な子供達の気持ち・・・・父兄・先生方・生徒へのフィードバックを考えないのはもったいない!!
まさか・・・・担任の先生もこの素敵な内容を知らないって事はないよね〜!!
(一年生の保護者の方から『今年は、アンケートの内容まとめがないのよね〜』と残念に思っている旨の話を聴いたし〜・・・。)
このアンケート・・・話を聴いたのは、入学して三日目ぐらいだったはず。
小学校5・6年生には、充分に障害理解をする力が備わっている事を実感した。
小学校によって、身体障害などの理解に向けて色々な取り組みを経験していた生徒が多かった事も大きなポイントだ!!
『自閉症』『発達障害』の理解者を増やすって、彼らが当たり前のように社会に出て行くためにはとっても大切な事。
きらの事を知らなくても。自閉症の人とかかわりが無くても、私の拙い話でも理解してくれる事も判った。
地域の小・中学校は今年で終わり・・・・・。
どこか・障害理解に向けての話をさせてくれるところがないかな〜・・・。
まあ〜・・ナ〜ンテ高飛車!!
後日談その(一)
8月 3日(火)・・・今日のきらより抜粋
今日のきら
「きら先輩!!」・・・・・学校のプールでよく一緒になる一年生の言葉。
この一年生は、W学級の友だちでもなくて・・・・・。
「きら先輩は、私たちG中学校の3年生だし・・・。私たち一年生からしたら、当然先輩ですよ〜!!」 By 一年生
そっか〜・・・・。当然といえば当然の事だけど、やっぱりうれしいね〜
・・とは言っても「きら先輩!!」と呼ばれても自分の事だとは気がつかないきらだった。
「潜るのが上手くなりましたよね〜・・・。頭から入水する回数が少しだけど増えましたよね〜・・・。やっぱり、やってみるっていう事は大切ですよね!!」
「あと〜・きらって学校に溶け込んでいますよね〜。溶け込むっているか、きらの存在を他の子供達がいい意味で特別視していない。きらがいて当然という雰囲気が学校全体にありますよね〜。う〜ん、上手く表現できないんだけど・・・・」
By 監視員の学生さん
理解してもらえるってとっても大切。
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